みなさん、Laradockという物を知っているでしょうか。
今回は、Laradockを使用して、docker上にLaravel環境を構築する手順を紹介します。
Contents
- 1 Laradockとは?
- 2 前提条件
- 2.0.0.1 使用するディレクトリの作成・移動
- 2.0.0.2 Laradocをクローン
- 2.0.0.3 Laravelを置くディレクトリの作成
- 2.0.0.4 以下のようなディレクトリ構成になる
- 2.0.0.5 クローンしたlaradockに移動
- 2.0.0.6 サンプルの環境設定ファイルをmoveして、laradockの環境設定ファイル作成
- 2.0.0.7 srcフォルダ配下にLaravelをインストールするので、パスを下記のように修正します。
- 2.0.0.8 dockerコンテナ起動
- 2.0.0.9 認証方式変更
- 2.0.0.10 Laravelのインストール
- 2.0.0.11 パッケージの更新
- 2.0.0.12 MySQLへ接続
Laradockとは?
公式サイトによると、”Laradockは、Docker用の完全なPHP開発環境です。
さまざまな一般的なサービスをサポートし、すべてがすぐに使用できるPHP開発環境を提供するように事前構成されています。”とあります。
Laradock is a full PHP development environment for Docker.
It supports a variety of common services, all pre-configured to provide a ready PHP development environment.
[Laradock official] :Laradock
今回の記事では、この環境を使用してLaravelの開発環境を構築していきます。
前提条件
- mac OSを使用していること。
- Docker for Macがインストールされていること。
- gitを利用できること。
使用するディレクトリの作成・移動
Laradocをクローン
Laravelを置くディレクトリの作成
以下のようなディレクトリ構成になる
クローンしたlaradockに移動
サンプルの環境設定ファイルをmoveして、laradockの環境設定ファイル作成
srcフォルダ配下にLaravelをインストールするので、パスを下記のように修正します。
dockerコンテナ起動
成功すると下記のようになります。
docker-composeコマンドを使い Docker コンテナ上の複数のサービスを管理します。
psは表示はコンテナ一覧を表示できます。
下記のようにstateがupになっていればコンテナが立ち上がっている状態です。
Laradockは、現在(2021/2)では、デフォルトがmysql8系で、認証方式がLaravel側でサポートされていないため、認証に失敗してしまいます。
なので、Laradockの下記のコマンドでmysqlコンテナに接続し、mysqlの認証方式を変更します。
ID:root,PASSWORD:rootでログインできました。
認証方式変更
Laravelのインストール
パッケージの更新
workspaceコンテナ内では、composerコマンドが使えるようになっているので、これを使用してlaravelをインストール
MySQLへ接続
最後にDBがちゃんと接続されているかlaravelのartisanコマンドでデフォルトのマイグレーションファイルを実行する。
http://localhost/へアクセスしてください。
Laradockを用いてlaravel環境を構築することができました。
Laravelの環境をdockerで手軽に立てたいという方は参考にしてください。