今回の記事では、PHPを使用して、四捨五入・切り上げ・切り捨てをする方法について紹介します。
Contents
round関数
round( 数値 [, 桁数 ] )
数値を四捨五入します。
桁数を省略した場合、小数点以下を四捨五入します。
桁数が、正の数の場合、小数点以下の桁数を表します。
桁数が、負の数の場合、四捨五入する整数の桁数を表します。
返り値は、四捨五入した数値を返します。
数値を四捨五入します。
桁数を省略した場合、小数点以下を四捨五入します。
桁数が、正の数の場合、小数点以下の桁数を表します。
桁数が、負の数の場合、四捨五入する整数の桁数を表します。
返り値は、四捨五入した数値を返します。
整数値と小数点の順位を指定して四捨五入する方法
round関数は、数値を四捨五入する関数です。実際のプログラムの例を示すと下記のような結果が出ます。
<?php echo round(3.4); // 3 echo round(3.5); // 4 echo round(3.6); // 4 echo round(3.6, 0); // 4 echo round(1.95583, 2); // 1.96 echo round(1241757, -3); // 1242000 echo round(5.045, 2); // 5.05 echo round(5.055, 2); // 5.06 ?>
小数点以下順位を指定して四捨五入する方法 (番外編)
小数点以下の順位を指定して、四捨五入するには下記のようにやることもできます。
この方がわかりやすいかもしれません。
$n = 2; // 小数点第n位 echo round( 1.66666 * pow( 10 , $n ) ) / pow( 10 , $n ) ; //1.67
floor関数
floor( 数値 )
小数点以下を切り捨てます。
戻り値は切り捨て後の数値です
小数点以下を切り捨てます。
戻り値は切り捨て後の数値です
整数値で切り捨てする方法
floor関数は、小数点以下を切り捨てる関数です。
実際に、動かして見ると下記のような結果になります。
<?php echo floor(4.3); // 4 echo floor(9.999); // 9 echo floor(-3.14); // -4 ?>
小数点以下順位を指定して切り捨てをする方法
小数点以下を第何位までかを指定して、切り捨てることは下記のようにするとできます。
$n = 2; // 小数点第n位 echo floor( 1.66666 * pow( 10 , $n ) ) / pow( 10 , $n ) ; //1.66
ceil関数
ceil( 数値 )
小数点以下を切り上げます。
戻り値は切り上げ後の数値です
小数点以下を切り上げます。
戻り値は切り上げ後の数値です
整数値で切り上げる方法
ceil関数は、小数点以下を切り上げる関数です。
実際に動かして見ると下記のような結果になります。
echo ceil(4.3); // 5 echo ceil(9.999); // 10 echo ceil(-3.14); // -3
小数点以下で切り上げる方法
小数点以下、第何位で切り上げたいという場合には、下記のようにすると行うことが出来ます。
$n = 2; // 小数点第n位 echo ceil( 1.66666 * pow( 10 , $n ) ) / pow( 10 , $n ) ; //1.67
小数点以下の順位四捨五入はや切り捨て、切り上げの方法は、一旦、整数にして、それをまた、小数点に戻すという手です。
PHPで切り捨て・切り上げ・四捨五入をしようとしている方は、参考にしてください。
※pow関数は、数値のべき乗を求める関数です。